【トピックス】 HACCPの実施や記録を支援する、デジタルツールの開発進む

 昨年6月に「HACCPに沿った衛生管理」が完全義務化されたが、工程ごとに紙での記録を行う場合には、集計や分析に人的・時間的コストが大きくなりがちだ。人によりバラつきが生じやすく、記録漏れや記録ミスも発生しやすい。そのような中、HACCPの実施や記録を支援するデジタルツールの開発や市販化が進んでいる。各社が展開するHACCP支援デジタルツールでは、現場でタブレット入力することでクラウドにデータが蓄積され、転記や別途入力作業をする必要なくデータが集約されるため、記録作業や検索時間を大きく削減できる。

 

 さらにIoT技術を駆使して、冷機器や加工中の食品の温度、調理機器の温度等を常時、クラウドにデータ蓄積するものも提案されている。衛生管理で重要となる温度、衛生、健康状態をデジタルで記録することで、現場と本部双方で即時性をもって管理、分析ができるため「業務改善」のアイデアも出やすくなりそうだ。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1738号(2022.4.20)で
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