米国ナチュラルプロダクツ展、2,700社出展

 インフォーマグループのニューホープネットワークの主催で行われた米国最大規模の自然食品・健康食品見本市「Natural Products EXPO WEST2022」が3月8日~12日、アナハイムコンベンションセンターで開催され、約2,700社が出展した。新型コロナウイルス感染症の影響で一昨年は中止、昨年はオンライン開催であったため3年ぶりのリアル開催。会場には6万人近い来場者が参加した。トレンドとなっているプラントベース食品のほか、CBDやアシュワガンダ、ヤマブシタケを利用した商品、サステナブルな製品などが提案され、活況を呈した。

 

 現地視察を行った米国在住の流通ヘルス&ビューティコンサルタント、五十嵐ゆうこ氏は3月29日、インフォーマグループが運営するジャパンメイド・ビューティ研究会主催のオンライン報告会で講演し、イベントのリアルな様子を業界関係者らに紹介した。同氏は、今回の展示全体を通して最も目立ったテーマは「プラントベース」と報告。出展社の1割以上がプラントベース製品を展示するほどだったとした。注目の新製品・技術を集めた「ホットプロダクツ」ゾーンでは、プラントベースのチキンなど、プラントベースミートの最新技術の展示が行われたという。

 

 「ライフスタイル」ゾーンでは、CBD関連の展示が目立ったことを説明した。「サプリメントゾーン」では、アシュワガンダがストレスや不安を解消する製品として、今展示会の注目素材の一つとなったことを指摘。多数の企業が製品を展示し、免疫維持、抗炎症の機能性も期待されることから、スポーツ向けに提案するブースも見られたことを紹介した。ライオンのたてがみと呼ばれるヤマブシタケも多数の企業が展示、同氏はCBDと組み合わせた製品も展示されたことなどを報告した。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1737号(2022.4.6)で
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