特集【青汁】 21年・青汁市場1,076億円(前年比約0.5%増)

 本紙編集部では1月中旬~2月上旬にかけて、青汁製品の原料サプライヤー、受託加工・製造企業、販売企業を対象に取材およびアンケート調査を実施。2021年通期の青汁製品(グリーンスムージー含む)の市場動向をまとめた結果、前年比0.47%増の推計1,076億円と、2年連続で市場は回復したことがわかった。背景には、前年調査同様、コロナ禍における消費者の健康意識の向上が挙げられる。

 

 チャネル別で見ると、ここ数年シェアが高まりつつあった店舗販売は、食系・薬系ともに一部企業を除き苦戦。コロナ禍での外出自粛、緊急事態宣言の発令などを受け、特に前半戦が厳しかったもようだ。このため前年調査と比較して、市場全体の伸長率の鈍化に影響した。一方、ECをはじめとする通販は微増で推移。店販を主戦場に展開する企業からも「店舗の売上減を近年注力し始めたECがカバーした」とのコメントが複数聞かれた。さらに今回の調査では、販売企業だけでなく、受託加工・製品企業の多くが、前年比で横ばいから微増と回答。川上での青汁製品の堅調ぶりも明らかとなった。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1734号(2022.2.16)で
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