DgS21年販売額、微増の7.3兆円  「健康食品」は2%増の2,300億円

 経済産業省が1月31日に発表した12月の「商業動態統計」速報値で、2021年のドラッグストア(DgS)販売額累計がまとまった。健康食品は2%増の約2,300億円だった。21年のDgS販売額は7兆3,120億円で、前年比0.4%増。過去最高となったものの、伸び率は前年の6.6%増から大幅ダウンした。店舗数は1万7,612店舗で、同3.6%増。「食品の取り扱い店舗が増えている」(サービス動態統計室)としている。カテゴリー別にみると、20年に26.7%増を記録した「ヘルスケア用品・介護・ベビー」(マスクや体温計などを含む)が7.2% 減とダウン。20年に11.6%増だった「家庭用品・日用消耗品・ペット用品」(ティッシュなどを含む)も0.5%減と伸び悩んだ。コロナ需要増の反動が出たとみられる。

 

 外出自粛の影響が大きかった「ビューティケア(化粧品・小物)」は、20年は10.4%減と落ち込んでいたが、21年は9,073億円で前年比0.4%増となった。一方、20年に12.4%増だった「食品」は2兆2,347億円で同2.3%増と好調をキープした。青汁やサプリなど「健康食品」は2,309億円で同2.0%増。7年連続で拡大した。経産省によると、プロテインやダイエットサプリメントなどが好調との声が聞かれたとしている。健康食品がDgS販売額に占める割合は3.2%。2014年に24.4%だった「食品」は、21年には30.6%を占めるに至っている。つづく

 

 

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