連載【大使館・貿易機関に聞く 話題の健康食品素材・製品】 パキスタン

 パキスタンは南北に長く、インダス川が国の中心を貫き、流域に豊かな土壌を形成している。8,000m級の山岳地帯から海岸線まで標高差が大きく、幅広い気候帯に属することから、多様な植生に恵まれ、様々なハーブやスパイス、ナッツ、スーパーフードの産地として知られる。パキスタンではハーブ産業が古くから発展。粉末、オイル、エキスといった様々な形態の原料、製品が製造され、国内消費とともに輸出が推進されている。「近年では特にパキスタン産の良質なイチョウ葉、バコパモニエリ、アーモンド、ブラッククミン、ローズヒップといった認知機能サポート素材が注目され、EUはじめ多くの国々に輸出を進めている」(パキスタン大使館担当者)という。

 

 さらに、パキスタンはナツメヤシの日本への最大の供給国だ。「即効性のある強壮剤として、優れたエネルギー源であると同時に砂糖の摂取を避けることにも役立つ。パキスタンでは日常の食事の一部としてナツメヤシが利用されており、そのまま食べるのはもちろん、牛乳と混ぜてスムージーにして飲むことも多い」という。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1733号(2022.2.2)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら