東京都21年度上半期「高齢者」の相談 健康食品4割減、化粧品は増加

 東京都消費生活総合センターは、「高齢者」の消費生活相談の概要を発表、2021年度上半期の健康食品の相談が4割減と大幅に減少したことがわかった。都内消費生活センターに寄せられた60歳以上の高齢者の消費生活相談をまとめたもの。それによると、21年度上半期の高齢者相談件数は2万180件となり、前年同期比6.3%減。架空請求や新型コロナ関連の相談が減少していることが要因として考えられるという。 

 

 商品・役務別に見ると、21年度上半期は「商品一般」が1,674件(前年同期比21.2%減)で最多。実在する大手通販サイトや宅配業者を騙る不審なSMS・メールが届いたといった相談が多かった。2位は点検商法など「工事・建築」で1,273件(同37.2%増)。「化粧品」が1,218件(同45.3%増)と大幅に増えて3位となった。インターネット通販の定期購入相談が多く、特にシャンプーに関する相談が増加しているという。一方で「健康食品」相談は大きく減少。701件(同41.7%減)で5位だった。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1733号(2022.2.2)で
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