〈新年特別号〉【特定保健用食品】 トクホ離れ進む、市場規模5,850億円(前年比7.1%減)に

 2021年のトクホ市場は、本紙調査で5,850億円(前年比7.1%減)となった。機能性表示食品が急拡大する一方、話題となる商品は少なく、厳しい環境下が続く。市場の約3割を占める飲料は、機能性表食品が増えたことに加え、天候不順や、コロナ禍で緊急事態宣言・まん延防止等の期間が長引き、店販チャネルの販売が振るわなかった。乳製品トクホは、2020年の特需の反動を受け、販売量は下回った模様だが、高い位置で推移していることに変わりない。長引く巣ごもりでは、内食率が高まり、家庭用調味料では2ケタ増を達成した事業者も。一方、消費者庁では、疾病リスク低減表示における関与成分の拡充や、許可文言の柔軟性などについて具体的な検討を開始した。トクホ離れが進み、トクホから機能性表示食品へのスイッチ品も増える中、運用30年が経つトクホ制度が転換期を迎えている。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1731B号「新年特別号」(2022.1.5)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら