〈新年特別号〉 21年健食市場、微減の1兆2,700億円

 2021年の健康食品市場規模は、本紙の推計で前年比0.3%減の約1兆2,700億円となった。健康志向の高まりを背景に、通信販売と薬系店舗がさらに拡大した一方、訪販・MLMチャネルでは、長引くコロナ禍の影響を受けた。緊急事態宣言もあり、百貨店等の食系店舗も伸び悩んだ。とはいえ、全体では過去3番目の市場規模。青汁、乳酸菌、プロテインといった素材が市場を牽引する中、NMN、プラントベース、フェムテックといった新たなトレンドも萌芽している。先の見えないコロナ禍の中、越境ECなど海外展開で成功する企業もある。健康食品は日々の健康維持・増進に加えて、睡眠の質、ストレス、疲労、認知機能、冷え、口腔ケアなど、人々の広範な悩みをケアするのにも役立つ。コロナによって高まった健康志向を受け止めるものとして、健康食品市場は大きなポテンシャルを秘めている。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1731B号「新年特別号」(2022.1.5)で
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