特集【ヒト幹細胞コスメ】 製品開発コロナ禍でも盛況、快進撃続く

 “ヒト幹細胞コスメ”の市場が拡大している。幹細胞とは、失われた細胞を再生して補い、組織の機能を回復させる働きを持つ細胞。2014年に再生医療の法整備が整い、実用化に向け幹細胞研究が本格化。化粧品市場で話題の名称だが、「幹細胞のコスメ」ではなく、正確には、「幹細胞の培養上清液(ばいようじょうせいえき)を配合したコスメ」の意で幹細胞は入っていない。培養上清液とは、幹細胞を培養した後、その幹細胞および不純物を取り除き、上澄み部分だけを分離した液体。様々なグロスファクター(細胞増殖促進因子)やサイトカイン(生理活性物質)などを含有することから、ここ数年で培養上清液を配合した化粧品として一大市場を形成。美容クリニックやエステサロン向けを中心にさまざまな製品開発が進んでいる。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1729号(2021.12.1)で
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