【トピックス】 減らぬメタボ人口、1,400万人突破

 メタボリックシンドローム(メタボ)は、中心性肥満や内臓肥満といった肥満状態、インスリン抵抗性や高血糖、脂質代謝異常(高中性脂肪血症、低HDLコレステロール血症)、高血圧などの動脈硬化性疾患とII型糖尿病発症リスク因子が2つ以上集積した病態を指す。上半身肥満・糖代謝異常・高中性脂肪血症・高血圧の4つが重なることで冠動脈疾患が起きやすい状態となり、米国では”死の四重奏“とも呼ばれる。

 

 メタボ病態が問題視される一番の要因が死因リスクを高めるという点だ。厚生労働省の最新の発表では、メタボリックシンドローム該当者・予備軍はここ5年でさらに増加し1,412万人になったことがわかった。また、肥満についても、体格指数BMIが25以上の割合が男性で33%、女性で22.3%に上り、日本人の約3人に1人超が該当する結果となっている。年代別にみると、男性では40歳代が39.7 % と最も高く、次いで50歳代が39.2%。女性は60歳代が28.1%と最も高くなっている。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1729号(2021.12.1)で
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