連載【ECビジネス入門塾⓺】 ECサイト立ち上げ、山奥にポツンとお店を建てるようなもの

 クラウドコマースプラットフォーム『ebisumart』を運営する㈱インターファクトリー(東京都千代田区)。同社では、今春からスタートアップ企業を対象としたEC事業のフォローアップを本格スタート。EC事業運営のコンサル、広告運用のサポート等を進めている。カスタマーサクセスチームマネージャーの渡邉洋祐氏に話を聞いた(全3回)。

 

 ECサイトを構築するにあたり、企業のブランド力、認知度がある場合は、新規のECサイトでも相応の集客が見込めるが、そのような状況が整うことは少ない。まずは自社のECサイトの存在をいかに顧客に知ってもらい、買い物をしてもらうかを考えねばならない。ECサイトを立ち上げれば、自然と顧客が集まり、売上が立つだろうと考える人も少なくないが、実際は違う。新たにECサイトを立ち上げるというのは、誰もいない山奥にポツンとお店を建てるようなもの。しっかりと看板を出して、ここにお店があるということをアピールしなければ、誰もお店に来てくれない。

 

 まず初めにやらなければならないのは、道しるべとなるWEB広告を出すことだ。当然売上が重視されるので、費用対効果は重要だ。無駄な広告を打つと、費用だけがかさんでしまう。自社の商品に対して興味を持っている人、購買意欲がある人をターゲティングし、広告の表示をカスタマイズして、効率よく集客から購入へとつなげることを常に意識する必要がある。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1727号(2021.11.3)で
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