【話題追跡】 プロテイン市場、21年も拡大続く

 コロナ太りや運動不足解消のためジョギング等、軽運動をする人が増え、プロテイン製品はライトユーザーの利用が急増した。利用者や利用目的の多様化が進み、健康美を意識する女性や、成長期のジュニアにも利用が広がっている。従来の「シェイカーを振る」以外に、ドリンク、バー、パン、アルコール飲料など利用シーンも広がる。メディアでタンパク質摂取への啓発が進み、植物性プロテインの利用も進んでいる。拡大を続けるプロテイン市場の現況を追った。

 

 富士経済の調査によると、2020年のプロテインパウダーの市場規模(見込)は前年比17%増の680億円となった。2018年の456億円から約1.5倍になっている。明治の『ザバス』は、従来は本格的なトレーニングを行う人向けであったが、現在はライトユーザー層に広がりを見せているという。プロテインを美容目的で利用する女性も増えており、『ディアナチュラ アクティブ』シリーズを展開するアサヒグループ食品の担当者によると「パッケージも女性に好まれるデザインを意識しており、女性の利用が約8割を占める。運動と栄養補給をしながら健康的な引き締まった体型を目指す人が多い」としている。2021年は、昨年比2ケタ増の売上が見込まれるという。各種プロテイン製品をラインアップする森永製菓の担当者は「女性の筋トレ実施者が増加している。健康維持・体型維持を目的とした利用は、さらに増えることが予測される」としている。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1727号(2021.11.3)で
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