ラルフ・イェーガー博士、PSのADHDおよびRADへの有用性を紹介

 健康・長寿研究談話会(旧ホスファチジルセリン研究会)による「第18回ホスファチジルセリン研究会」が10月20日、オンラインで開催された。ホスファチジルセリン(PS)研究の第一人者で米国Increnovo社取締役のラルフ・イェーガー博士は、「ホスファチジルセリンの子供や青少年に対するADHD(注意欠陥多動性障害)/RAD(反応性愛着障害)及び学力に対する効果」と題し、日本の子供の1~2 % がADHDと言われる中、PS配合チュアブルタブレットを2週間摂取させた結果、ADHDの改善効果が見られた試験について解説。

 

 またRAD症状を抱える15~26歳の青年男女に1日200mgのPSを配合したチュアブルを2週間摂取させ、認識力試験を実施した二重盲検試験の結果、PS摂取群は統計的有意にRAD症状の減少(−65%)、短期聴覚記憶(+26%)、ワーキングメモリー(+30%)、計算力(+48%)、ビジュアルモーターインテグレーション(+32%)、処理スピード(+32%)、言語スキル(+28%)の上昇をもたらした結果を報告した。イェーガー博士は、PSの摂取は脳の神経伝達物質に作用することで、肉体的・精神的ストレスに対する認識力応答を改善するため、高齢者に限らず、ADHDを抱えた子供や青年のRAD症状の認知力を改善させ、学力を上げるのに重要な栄養素だと述べた。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1727号(2021.11.3)で
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