別冊号【沖縄県~健康産業~】 独自の沖縄ブランド構築進む

 沖縄では、中国の医食同源の考えを受け、古くから「食はクスイムン(薬になるもの)」「ヌチグスイ(命の薬)」という思想がある。伝統的な島野菜や果実、海藻などの農海産物を食してきたことが長寿を支えてきた。ここ数年、これら伝統食材の件高機能に対して、産学官がスクラムを組み、エビデンスを構築する取り組みが活発化。ブームに左右されない"沖縄ブランド”の具現化が進んでいる。沖縄独自の健食認証制度は認定商品が20品を超えた。機能性表示食品は県内企業による受理が19社に。生鮮食品も登場した。長引くコロナ禍で県内観光客向けのビジネスは苦戦が続くが、各社、県外取引の拡大、ECサイトの強化、海外輸出、県民への普及活動など、健康食品出荷額100億円台堅持に向けた取り組みを推進。アイテム別でみるとフコイダン、ウコンは海外で人気に。シークヮーサー、クワンソウ、琉球もろみ酢は国内での売れ行きが堅調だ。このほか、ラビリンチュラ、クーガ芋、バタフライピー、マンジェリコンなど次なる注目素材も続々登場している。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1726B号(2021.10.20)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら