米国ハーブサプリ市場、100億ドル突破

 米国植物評議会(ABC)は、2020年の米国ハーブサプリメント市場が推定で前年比17.3%増の約112億6,100万ドル(約1兆2,300億円)になり、初めて100億ドル市場を超えたことを発表した。2019年も前年比8.6%増と好調だったが、その伸びを大きく上回る成長となった。コロナ禍を受けて免疫ニーズが高まり、ハーブサプリが支持された。

 

 ハーブサプリメント市場は2004年以降、毎年成長を続けている。ABCは20年に高い伸びとなったことについて、エルダーベリーなどの免疫系素材や、アシュワガンダなど抗ストレス素材が成長を牽引したと分析している。同調査では、販売チャネルを「主要小売店」「自然食品店」「直接販売」に分類。販売チャネル別の売上は、オンライン販売等の「直接販売」が合計61億7,900万ドルで最も多く、前年比23.7%増となった。このチャネルには成長著しいアマゾンやウォルマートなどのECが含まれる。「主要小売店」は21億3,100万ドルで同25.1%増、「自然小売店」は29億5,000万ドルで同1.6%増となった。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1725号(2021.10.6)で
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