連載【はじめての越境EC④】 ベトナム越境EC市場は、SNSでの企業の直接販売にも注目

 経済成長が続くベトナムは、平均年齢31歳と若年層の人口が多いことが特徴(2019年)。スマートフォンは、ほぼ普及。若年層のみならず40代以上のオンライン利用も盛んで、特にFacebook、YouTubeが人気となっている。オンラインが普及するベトナムでは、同時にECの利用拡大が続く。コロナ禍以前は、日本で「爆買い」した後、ベトナム国内でCtoC販売する個人事業が盛んだったが、コロナ禍で渡航ができなくなり、越境ECが伸びる傾向にある。

 

 ベトナム電子商取引協会(VECOM)の発表によると、2016年から2019年までベトナムのEC市場規模は平均30%で成長を続け、150億米ドル市場となっている。外出制限の影響も大きく受け、国内ECおよび越境ECの成長に拍車がかかっている。ベトナムへの企業の進出サポート事業を行うONE−VALUEによると、「日本企業のベトナム進出は、現地での出店、代理店への卸売りなど選択肢がある中で、越境ECが特に伸びている。DHC製品などは安価で品質が良いため人気がある」としている。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1723号(2021.9.1)で
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