連載【はじめての越境EC③】 中国越境ECは、「KOL」マーケティングや「口コミ」の活用を

 中国の消費者の傾向として、購入商品を探す場合、まずECプラットフォームを訪れる場合が多い。そのため製品に合ったプラットフォームへ出品することは重要となる。厳しい審査で不正品を排除することから安心感の高い「T-MALLGLOBAL」や、日本館を持ち、日本企業の進出がさかんな「JD Worldwide」など、特徴あるモールが複数存在する。現在では、数年前のようにモールに日本製品を出品するだけで珍しがられて売れる、ということは少なくなってきているという。中国でのマーケティング支援事業を行うアライドアーキテクツ㈱の番匠達也氏は、販売ルートづくりと並行して大切なのはプロモーションとマーケティングだと強調する。

 

 中国市場の特徴として動画サイトで活躍する「KOL」を活用したマーケティングの影響が強いことが挙げられる。トップクラスのKOLはフォロワー数3,000万人を超え、日本の多くのユーチューバーと桁違いの影響力を持つ。コスメ専門のイケメン男子KOL、日本在住で日本の最新情報を発信するKOLはじめ、多数の有名KOLが活躍する。KOLの選定はフォロワー数だけでなく、得意とする専門分野と製品の相性、フォロワーの属性なども考慮したい。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1721号(2021.8.4)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら