【特定保健用食品】 市場は停滞、〝トクホ離れ〞進む

 運用開始から30年のトクホ。近年は機能性表示食品の急速な拡大を背景に、市場は盛り上がりに欠ける状態が続く。許可件数の減少に歯止めがかからず、トクホから機能性表示食品へのスイッチ品も増えている。市場の約3割を占めるトクホ飲料は、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の期間が長引いたことが影響、昨年後半からの回復が今年に入り鈍化している。乳製品トクホは、昨年上期における特需の反動により今年上期の販売量は前年を下回った模様だが、高い位置で推移していることに変わりない。このほか、長引く巣ごもりにより、内食率が高まり、健康調味料などでは2ケタ増を達成した事業者もある。一方、消費者庁では、疾病リスク低減表示における関与成分の拡充や、許可文言の柔軟性などについて具体的な検討を進めていく。つづく

 

 

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