【トピックス②】 米国の総合格闘技団体、ドーピング禁止リストからCBDを除外

 米国最大規模を誇る総合格闘技団体のUFCは、今年1月、ドーピング成分リストを改定し、ヘンプ由来CBDおよび植物性カンナビノイドを全て除外した。植物性カンナビノイドの1つで興奮作用をもたらすTHCについては、陽性反応が出た場合でもアスリートがパフォーマンス向上を目的に故意に使用したという付加的証拠が存在しない限りはドーピング違反とはみなさないという。

 

 UFCは裁定変更の理由として、尿検査におけるTHC濃度のバラつきを指摘し、「THCは油溶性のため一度、体内に摂取されると脂肪組織や器官に蓄積され、血液循環の中に戻されることがある。そのため競技外での尿中レベルの数値には、大きなばらつきが出てしまうため、アンチ・ドーピングの理想的なバイオマーカーにはならない」としている。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1720号(2021.7.21)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら