統合医療機能性食品国際学会・第29回年会に400人

 「統合医療機能性食品国際学会第29回年会(ICNIM2021)」が7月10日にオンラインで開催され、約400人が国内から参加した。開催に先立ち、経済産業省北海道経済産業局局長の池山成俊氏、北海道知事の鈴木直道氏(代読)、札幌市市長の秋元克広氏が祝辞を述べた。池山氏は「コロナ禍においても国内外で活躍する医療、ヘルスケア分野の研究者が機能性食品をはじめとする統合医療分野において研鑽を深められることは大変意義があり、非常に重要である」と力強く語った。

 

 鈴木知事の祝辞を代読した北海道経済部食関連産業局局長の新津健次氏は、全国に先駆けて平成25年に創設した食品機能性表示制度「ヘルシーDo」の認定商品が拡大していることなどを紹介。「機能性食品に関する研究開発が進展し、関連する産業が一層発展する機会となることを願っている」と述べた。

 

 第一部の基調講演では北海道大学病院消化器外科I診療教授の神山俊哉氏がC型肝炎ウイルスと肝細胞ガンをテーマに講演した。肝細胞ガンの治療法として、肝切除、移植、分子標的治療などがあることを説明。一方で、肝切除後の再発率が高く、補助的療法が確立されていないと言及した。同氏は、担子菌培養抽出物『AHCC®』の免疫分野におけるエビデンスと同大学病院で実施している『AHCC®』の特定臨床研究について紹介し、『AHCC®』の継続摂取は、「肝細胞ガンの再発を予防することができる可能性がある」と述べた。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1720号(2021.7.21)で
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