連載【大使館・貿易機関に聞く 話題の健康食品素材・製品】~ニュージーランド

 ニュージーランド貿易経済促進庁(NZTE)によると、近年とくに輸出が活性化している産品として、マヌカハニーが挙げられるという。「新型コロナの感染拡大が始まってから消費者が健康や幸福への投資をするようになり、マヌカハニーの輸出は大幅に伸びている」としている。マヌカハニーは、ニュージーランド固有の植物であるマヌカの花蜜で、抗菌力や抗炎症力、腸内環境を整える働きがあるといわれている。また、マヌカの葉から蒸留したマヌカオイルは主にアロマテラピーに使用されるが、化粧品やシャンプーへの活用も期待される。

 

 マヌカハニー以外で注目されるのがブラックカラント。ニュージーランドで年8,000tの生産があり、機能性食品の原料として評価が高い。アントシアニンが含まれ抗炎症作用や目の健康サポート素材として注目が高まる。ニュージーランド産ブラックカラントの品種は、他の品種と比較して機能性成分の濃度が豊富だとしている。また、今年7月に日本に進出を予定しているAuOra社によるゴールド・キウイフルーツ粉末は、新たな機能性食品素材として活用が期待される。免疫サポートにも役立つ腸内細菌叢の改善にエビデンスがあるという。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1719号(2021.7.7)で
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