【話題追跡】 日本食品分析センター、機能性表示食品の分析費用が従来の2倍に⁉

 (一財)日本食品分析センター(JFRL)は6月1日、機能性表示食品届出のための試験資料追加について公表した。今回の試験資料追加は、3月22日付のガイドライン等の一部改正で、「質疑応答集」に新設された「問32:分析方法を示す資料を作成する際に留意すべき事項は何か」を受けたもの。分析方法について、公定法などがない場合、「表示量付近での添加改修試験や繰り返し分析等を実施し、分析方法の妥当性確認を行うことが望ましい」という文言が新たに収載されている。

 

 これを受け、JFRLは、分析試験方法に加え、「新たに要求事項を満たす妥当性確認の最小限の内容」として、分析結果とばらつきの指標となる標準偏差を別添資料で提供できるよう、試験内容、試験期間、試験料金などを検討。6月1日に、「3回の繰り返し試験実施」「通常の試験料金に加え、試験料金と同額を加算」などを公表した。

 

 「要望がない場合は、従来通りで依頼を承るが、今後どうなるか分からない」とするJFRLでは、依頼書も改定し、「繰り返し試験」を標準明記するなど書式を変更。「改正の要求事項を成就させるため、事業者に負担がかからないよう議論を重ねた」という。つづく

 

 

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