ZOOM UP【オーガニック&ナチュラル】 「環境保護」「フェアトレード」など、エシカル消費に照準

 サスティナブルな社会を目指す動きが世界的に広がっている。EUでは2030年までに全てのプラスチック包装をリユース・リサイクル可能とする目標を表明、再生プラスチックに関する品質基準の設定など、プラスチックフリーへの取り組みを加速させている。国内でも3月、「プラスチック資源循環促進法案」が閣議決定した。脱プラの機運が高まるなか、市場ではビニールのシュリンク包装材をカットした商品など、“エシカル消費”を意識したオーガニック商品が流通、専門店では木製スプーンや紙製ストローを提供する店舗もみられはじめた。持続可能な社会を実現する概念についての調査では、「エコ商品(環境配慮型)」(62.5%)、「オーガニック商品」(59.5%)の項目が上位に。サステナブルに貢献できるオーガニック&ナチュラル市場に追い風が吹いている。国家間による「有機同等性」では昨年、日台間の相互承認協定が締結された。今年はオンラインによる貿易相談会が開催されるなど、輸出入拡大に向けた取り組みも本格化している。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1717号(2021.6.2)で
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