新連載【ECビジネス入門②】 勝ち組のLPは「問題提起型」

 2020年の健食通販市場は5,430億円(前年比5.8%増)まで拡大。コロナでEC化が加速する中で、通販事業を立ち上げる企業が増えている。前回、単品通販企業が陥りやすい失敗として、ECモールへの出品をあげた加藤公一レオ氏。第2回では、スタートアップでも利益を生み出せるLP(ランディングページ)の作り方について解説してもらった。

 

 LPで失敗する多くの企業は、ファーストビューからいきなり「本商品の定期コースはいかがですか」とやってしまう。例えば合コンに行って、初めて出会った女性に「俺と結婚してくれ」という人はいないだろう。まずは、デートに誘って、ご飯をおごる。それからお付き合いして、プロポーズすれば成功するかもしれない。LPも同じで、ファーストビューのハードルはできるだけ下げた方が良い。

 

 最近は、オシャレでユニークなデザインのLPが多いが、最も重要なことは、「キャッチコピー」「写真」「申込アイコン」の3つをシンプルにレイアウトすることだ。キャッチコピーには、「モニター」という言葉を入れるのが良い。「お試し」や「トライアル」「サンプル」という言葉よりも、レスポンスは格段に良い。私たちの調査結果では、コンバージョン率は約2倍、引上率とクロスセル率は、約1.5倍アップした。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1717号(2021.6.2)で
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