埼玉県、大学・高校と連携し不当表示調査

 埼玉県は4月13日、2020年度の「大学・高校との連携による不当表示広告調査結果」を公表、ダイエットサプリに関するものが多数報告され、1ヵ月でマイナス50kgなどと表示するものや、「エフェドラ配合」を謳うものなどがあった。ページを開くとカウントダウンが始まったり、減っていく残り個数を表示したりして、購入を焦らせるものも目立った。

 

 埼玉県では、大学・高校と連携し、大学生・高校生の視点から、不当と思われる表示について広く情報を収集する調査を行っている。20年度は7高校の1,031人、1大学の167人、計1,198人が協力、昨年7月から今年1月にかけて実施した。特定の商品類は指定しないが、大学(城西大学)は食品表示に限定して調査している。

 

 その結果、報告があった1,198件のうち、広告媒体別では「インターネット」が661件で最も多く、「スマートフォン」が438件、「新聞」が53件など。商品・サービス別では、前年度と同様、「ダイエット」が最も多く530件。以下、「美容」が271件、「筋肉増強」が131件、「健康」が84件、「衛生用品」が21件などとなった。1,198件のうち、不当表示のおそれがあると思われるものは計976件だったとしている。県では報告があった1,198件を精査した結果、19事業者に対し、文書による行政指導を行った。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1716号(2021.5.19)で
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