【インタビュー】 静岡県立大学 食品栄養科学部 熊澤 茂則 教授

――新型コロナウイルスとプロポリスとの関連研究について

 

 現在、世界中のプロポリス研究者が、新型コロナウイルスに対してプロポリスを有効に利用できるかどうか探っています。これまでにも新型コロナウイルスに対するプロポリスの何らかの効果を調べた研究が数多く報告されています。その中の研究例を紹介したいと思います。

 

 コロナウイルスが細胞(宿主細胞)に感染すると、ウイルスの遺伝子から長いタンパク質(ポリタンパク質)が翻訳されて作られます。このポリタンパク質が切断されることで、それぞれの断片がウイルスの増殖に必要な構造タンパク質として働きます。ポリタンパク質を切断する酵素は、ウイルスのメインプロテアーゼとよばれるものです。したがって、メインプロテアーゼの働きを阻害すればウイルスの増殖を抑制することになるため、ウイルス感染症の治療に応用できると期待できます。

 

 実際に、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)においては、そのプロテアーゼを標的とした薬剤が開発され、有効性が示されています。プロポリスに含まれる化合物についても、新型コロナウイルスのメインプロテアーゼへの阻害効果が調べられています。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1715号(2021.5.5)で
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