第2部【クリルオイル】 オメガ3の注目素材、世界で需要高まる

 クリルオイルとは、日本では南極オキアミとも呼ばれる南極に生息する動物性プランクトンから抽出した原料。魚油由来オメガ3系脂肪酸と比べて脂質組成の異なるリン脂質結合型のDHA・EPAに加え、リン脂質、アスタキサンチンを含有していることが特長だ。

 

 国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が合同で設立した、国際的な食品規格CODEX(コーデックス)によると、クリルオイルは「30%以上のリン脂質を含むもの」と規定されている。昨年発表されたGOEDの市場調査レポートでは2019年のクリルオイルの使用量は1,205tで、2018年の822tから46.7%増加、市場規模は前年比41.5%増となる約1億4,000万ドルに成長したことが報告されている。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1715号(2021.5.5)で
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