経産省 DgS20年度統計、健食販売額0.2%増の2,250億円

 2020年度のドラッグストア(DgS)における健康食品販売額は微増の約2,250億円となったことが、経済産業省が4月28日に発表した商業動態統計の速報値でわかった。DgS全体の販売額は3%増の約7.2兆円で過去最高を更新した。カテゴリー別ではOTC医薬品と化粧品・小物を除きプラスで着地。インバウンド消失、買いだめ需要、緊急事態宣言による営業時間短縮など、コロナに振り回された1年となった。

 

 青汁やダイエットサプリなど「健康食品」の販売額は2,251億円で、前年度比0.2%増。金額は過去最高額ながら、伸び率は比較可能な2015年度以降で最も低いものとなった。20年度の健食販売状況を月ごとにみると、緊急事態宣言のあった4~5月は、インバウンド減の影響もありマイナス。6月ごろから風向きが変わり始め、ビタミンなどのベースサプリメントや、ダイエット目的のプロテインが売れた。9月は前年同月に消費税増税前の需要増があった反動で落ち込んだが、10~12月はプラスとなった。年が明けて1~2月はマイナスとなったが、3月は7.4%増と盛り返した。年度を通じ、プロテインの好調な月が目立った。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1715号(2021.5.5)で
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