特集【馬の油】 不動の自然派化粧品へ、次なるフェーズに突入

 奈良時代に日本に伝来して以降、福岡県や熊本県を中心に皮膚治療の民間薬として用いられてきた伝統素材「馬油」。2016年をピークとしたインバウンド特需の収束以降、市場は一時低迷期に陥った。一方で、ブーム時の店頭やメディアへの露出を機に、初めて馬油を知った若年女性層や幼児を持つ母親層など、新たな購買層も増えている。さらにここ数年、メーカー各社が進めてきた新規顧客向けのパッケージや処方を含めた製品開発や価格の見直し、ECサイトでの販売促進、SNS の活用――など、待ちの営業から攻めの営業によるシフトチェンジが結実、馬油製品は地域物産品から、浸透力・使用感抜群の自然派化粧品として、次なるフェーズを迎えている。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1714号(2021.4.21)で
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