【インタビュー】 日本化粧品原料協会連合会 会長 吉岡 正人 氏

―― CITE Japanについて

 

 CITE Japan(化粧品産業技術展)は今年、第10回の節目を迎える。化粧品業界団体主催による非営利の展示会として、2003年に出展社数122社・団体、出展社技術発表数38本でスタートして以降、化粧品に関連する多種多様な素材や技術、サービスなどが集う場として、また、サプライヤーを中心とする出展企業と、化粧品メーカーなどのユーザー企業が出会う場として、回を追うごとに規模を拡大してきた。

 

 2011年より日本化粧品原料協会と近畿化粧品原料協会が連合して主催し、化粧品業界の発展に寄与することを目的としている。国内外からの注目度は高く、日本の化粧品産業が持つ一歩先の素材や技術を世界に向けて発信できる格好の機会として定着しており、グローバルな展示会としても評価されている。

 

―― 今回の見どころについて

 

 第10回開催を記念し、技術と環境に着目したアワードを開催する。今年はコロナ禍での開催となるため、出展社及び来場者に配慮し、飲食を伴う会合の中止など、新型コロナウイルス感染拡大防止に対策を講じて準備を進めている。ハード面では、三密を避ける工夫のひとつとして、会場となるパシフィコ横浜は、全ホール、展示ホール2階のアネックスホールに加え、昨年竣工したノースホールも使用するなど展示会場を拡張して開催する。

 

 出展内容は、化粧品に関連する多種多様な原料、技術、容器・包装、測定器・検査機器など多岐にわたる。CITE Japanでは、展示会場をこれらカテゴリー別に分けるのではなく、来場者が会場の隅々まで見て回れるよう、運営事務局が毎回、全出展社参加による抽選で小間位置を決定し、公平に展示の場を提供している。毎回話題となる新知見や新商材など最新情報を発信する技術発表は157本を予定している。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1713号(2021.4.7)で
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