別冊特別企画【乳酸菌/ビフィズス菌/乳酸菌生産物質】 ポストバイオティクスの時代へ 代謝産物に脚光

 乳酸菌ブームの盛り上がりと共に、乳酸菌やビフィズス菌が代謝する成分にも注目が集まっている。腸内細菌は、腸内で脂肪酸やポリフェノール類などの代謝物質を産生するが、これらの代謝物が腸管から吸収され各種疾患を予防する上で重要な働きをするという。

 

 腸内細菌研究の権威で東京大学名誉教授の故光岡知足氏が提唱した「バイオジェニックス」は、まさにこの領域であり、腸内フローラを介さずに体へ直接作用することで免疫系、内分泌系、神経系間を情報伝達物質によって相互に制御し合いながら、生体ホメオスタシスが維持される。「ポストバイオティクス」として、乳酸菌生産物質のさらなる認知度向上、市場拡大が期待される。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1712B号(2021.3.17)で
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