【トピックス】 米国最大の総合格闘技団体、CBDをドーピングリストから除外

 米国最大の総合格闘技団体UFCは今年1月のドーピング成分リスト改定の中で、大麻を由来とするCBDおよび植物性カンナビノイドをリストから除外した。植物性カンナビノイドの1つであり、精神の高揚、興奮作用のあるTHCについては「選手が陽性反応を示した場合でも、パフォーマンス向上を目的とし故意に使用したという付加的な証拠がない限りは、ドーピング違反とはみなさない」との見解を示した。

 

 その理由として「油溶性のTHCは、体内で脂肪組織や器官に蓄積され、血液循環の中に戻されることがあるため、検査時期によって数値にバラつきがあり、バイオマーカーとして適切でないと判断した」としている。一方で、アスリートの大麻使用については、厳しく規制する方針は変わっておらず、「試合の数日前や数週間前ではなく、当日のTHCの数値を裁定の基準とする」と補足した。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1712号(2021.3.17)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら