特集【アンチ・ドーピング】 国際基準のドーピング対策、必要性増す

 アスリートが摂取するサプリメントに、ドーピング成分が混入することは決して許されない。近年はドーピング検査の精度が向上したこともあり、選手はこれまで以上にサプリメントの原材料、製造工程に注意を払うようになった。ただ現実には、海外製サプリや市販薬、漢方薬の一部には、原材料や製造時のコンタミネーションでドーピング成分が混入するケースも。選手本人には自覚がない「うっかりドーピング」が頻繁に発生しており、サプリの摂取に警戒感を示す選手も少なくない。

 

 その一方で、品質や安全性が担保されていれば、疲労回復や快眠、免疫賦活などを目的にサプリを利用したいという声も。こうした中、サプリメーカーは第三者分析機関を利用してアンチドーピング(AD)への対応を進めている。またAD認証を一般のスポーツ愛好家や海外企業への販促ツールの1つとして評価するメーカーも見受けられる。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1712号(2021.3.17)で
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