特集【健康・美容飲料】 厳しい環境下も、35%が増収達成

 起床時、運動時、飲酒前、就寝前――など、様々なシーンで手軽に利用でき、健康食品・サプリメントのアプリケーションの1つとして定着した飲料やゼリー飲料。2020年の健康・美容飲料の市場は、新型コロナの影響で、前半戦を中心に大きな打撃を被った。

 

 一方で、国民の健康意識の高まりを受け、青汁や野菜ジュース、酢飲料、豆乳飲料――など、健康志向飲料の売れ行きは伸長。飲料受託メーカーへの取材調査でも「免疫力増強」「腸内環境改善」を訴求する乳酸菌やビタミンC 配合飲料の受注が増加するなど、健康ニーズの高まりを裏付ける結果となった。さらに機能性表示食品は11日時点で618品目と、この1年で約140品目増加。飲料開発ニーズが依然活発な様子がうかがえる。

 

 2020年に増収を達成した飲料受託メーカーは35%、その内12%は2ケタ増収と、厳しい環境下でも健闘を見せた。後半戦には、店舗や施設の自粛解除、海外輸出の再開などもあり、市場は徐々に回復基調に。飲料受託メーカーの54%が今期増収を見込んでいる。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1712号(2021.3.17)で
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