特集【フードテック素材】 プラントベースフード、「健康」「おいしさ」で市場形成本格化

 食分野に革新を起こす“フードテック”が黎明期を迎えている。農水省は昨年10月、代替タンパク質の開発や普及を推進する「フードテック官民協議会」を発足。世界的な人口増に伴うタンパク質不足を解決すべく、食品企業やベンチャー企業、研究機関と共に次世代の食料確保に向けた議論を本格化させている。

 

 フードテックの代表格は植物性原料を使った“プラントベースフード”。欧米では植物性タンパクを活用した肉・乳代替食品の開発が活発化している。世界的なトレンドを背景に国内市場でも大手食品企業が続々と参入、「タンパク質を摂取したい」というニーズの高まりや植物性タンパクがもつ健康・美容イメージを追い風に認知度は急速に高まっている。代替肉では保水性や肉粒感、繊維感、クリスピー感の再現、植物性ミルクではアレルゲンフリーや乳糖フリー、自然な甘さなど、各社では“おいしさ”と“健康”を併せ持つ商品開発を進めている。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1711号(2021.3.3)で
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