プラントベースフード、各国で人気上昇

 健康博覧会セミナー「プラントベース革命~世界の最新動向を知る~」が1月27日に行われ、Innova Market Insightsの田中良介氏が講演した。世界のプラントベース市場について、「消費者の6割が魅力的に感じているとの調査結果がある」ことを紹介。購入理由は「健康的だから」が53%、「食のバラエティとして」が35%、「おいしい」が19%だった。中華圏では中華料理のプラントベース食品も流通するなど、「各地域に適応しながら浸透している」という。

 

 植物性プロテインを謳った最終製品について、「世界における新商品の点数は47%増(2015~2019)と急伸している。こ
れまでパッケージに記載していなかった商品までもが明記して販売するようになった」と説明。食品別では、「乳製品・乳
代替、サプリメント、ベーカリー、スナック、シリアルで利用の裾野が広がっている」とした。

 

 同氏は成長率の高い原料として、「エンドウ豆」「ライス」「ポテト」を挙げた。新興トレンドとしては、「パンプキンシード」「ヒヨコ豆」「ソラマメ」を挙げ、「市場規模は小さいながらも新興トレンドとして注目されている」とした。つづく

 

 

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