ZOOM UP【殺菌技術】 原料へのダメージを抑える新技術も登場

 食品原料に付着している微生物を死滅させる殺菌は、天産品原料の加工で必須の工程だ。国内では加熱殺菌が一般的で、原料特性に応じて様々な殺菌方法が使われている。健食原料の殺菌では、加熱殺菌のなかでも殺菌能力、原料への影響、コストの面から過熱水蒸気殺菌やマイクロ波殺菌が選択されることが多い。

 

 近年では高コストではあるものの、色合いや栄養価を保持するために、高圧技術を活用した超高圧処理や、静電気を活用したミル殺菌といった非加熱殺菌が使用されるケースもでてきている。受託各社では、技術とノウハウを活用し、色・風味・味など原料への影響を最小限に抑えた殺菌加工を提案している。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1709号(2021.2.3)で
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