「ウェアラブルデバイス」注目度上昇

 健康に関連する指標を測定できる「ウェアラブルデバイス」への注目度が高まっている。日本のスタートアップ企業Quantum Operationは、1月11日からバーチャルで開催された世界最大級の家電見本市「CES2021」に、腕時計型のウェアラブルデバイスを出品。非侵襲血糖センサーを備え、採血なしに血糖値を高精度で測定できるというもの。LEDとフォトダイオードを使用し、独自のノイズ除去技術によって高精度のデータ取得を実現するという。

 

 同展示会ではこのほか、胸に貼るデバイスや患者の遠隔診断ができるモニタリング装置などの展示がみられた。リストバンド型はじめ常時身に着けて体の状態を測定するウェアラブルデバイスは現在、スタートアップはじめ多数の企業が新製品、新サービスを発表するホットな分野になっている。従来は困難とされてきた血糖値測定の技術が実用化されはじめ、血糖値、心拍数、睡眠、運動といったデータを利用者や専門家が共有し総合的にケアする「コネクテッドケア」の分野が成長している。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1709号(2021.2.3)で
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