【話題追跡】 国内初の「ゲノム編集食品」市場流通へ

 ゲノム編集技術によって品種改良されたトマトが国内で初めて販売が認められた。商品名は『シシアルルージュハイギャバ』。健康機能成分であるGABAを高含有するトマトとして市場に流通する見込み。今後のスケジュールについて、開発した筑波大学発ベンチャー・サナテックシードによると、「農家向けの苗の販売は今年秋以降になる見込み」としている。ゲノム編集トマトが食卓にあがるのは早くて来年はじめくらいになりそうだ。

 

 これに先駆けて同社では、認知拡大を目的に家庭菜園用の苗を無償で配布することを決定した。「受付後約2週間で3,000件を超える申し込みがあった」といい、消費者の関心の高さが伺える。商品には、「ゲノム編集技術で品種改良をしたこと、厚生労働省や農林水産省に届出をしていることを明記する」という。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1708号(2021.1.20)で
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