ユーグレナ、キューサイを子会社化へ

 ㈱ユーグレナ(東京都港区)は12月15日、㈱アドバンテッジパートナーズがサービスを提供するAPファンド、東京センチュリー㈱の3者で、キューサイの全株式を共同取得することを発表した。㈱ユーグレナは健康食品・化粧品事業の強化を図り、バイオ燃料の開発により一層注力していく。
 

 3者が出資する特別目的会社(SPC)・Q-Partnersを通じて株式を取得することについて、コカ・コーラ ボトラーズジャ
パンホールディングスと合意、1月29日付で株式譲渡を実行する。SPCへの当初出資比率はAPファンド67.22%(約157億円)、ユーグレナ12.84%(30億円)、東京センチュリー19.94%(約47億円)。


 ユーグレナでは、1年以内をメドに、出資比率を49%に高め、キューサイを連結子会社化する計画。キューサイの販売チャ
ネルにおけるユーグレナブランド商品の展開、自社原料(微細藻類・ユーグレナ、クロレラなど)を用いたキューサイブランド商品の開発などについては、「今後キューサイと協議し、精緻化していく」としている。


 なお、キューサイの売上は249億6,800万円(2019年12月期)。半世紀以上に亘り、健康食品・化粧品の通販事業を手掛けてきた。主力商品は国産ケール青汁『ザ・ケール』、機能性表示食品『ひざサポートコラーゲン』など。通販顧客はシニア層を中心に約37万人におよぶ。代表取締役社長の神戸聡氏は、「コカ・コーラグループにおける事業連携経験を踏まえ、商品開発力・通販ノウハウをさらに発展させていきたい」とコメントしている。つづく

 

 

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