特集【20年下期総括 化粧品受託製造②】 20年/21年予想 人気受注素材・アイテム

【素材】 幹細胞が2冠、ナイアシンアミドも躍進

 

 今年下期の人気受注素材(複数回答)を調査した結果、昨年調査と同様、幹細胞(ヒト・植物由来含む)が30票を獲得し2冠を達成した。次いで昨年3位のヒアルロン酸(18票)、昨年2位のプラセンタと同3位のコラーゲンが13票で並んだ。今回の調査では、抗シワの医薬部外品素材のナイアシンアミド(ニコチン酸アミド/NMN)が昨年のランク外からトップ5に躍進、今年話題のCBDもトップ10入りを果たした。一方で、今年上期5位のアルコール(エタノール含む)も8位タイと上位をキープ。新型コロナの影響で除菌・消毒系のジェルやスプレーなどのニーズは依然として高いもようだ。

 

【アイテム】 コロナ禍で消毒系・洗浄系アイテム、入浴剤の受注拡大

 

 今年下期の人気受注アイテム(複数回答)を聞いた調査では、昨年調査と同様、美容液・化粧水・クリーム(ジェル含む)・クレンジングの上位4アイテムは変わらず。今年の特長として、新型コロナの影響による除菌・消毒系アイテムおよび洗浄系アイテムの急伸が挙げられる。これらアイテムは、今年上期の調査で初めて上位に登場した。今回も除菌・消毒系、洗顔、ハンドソープ、ボディソープがランクイン。その他、在宅勤務の増加や免疫アップを目的に入浴機会が増加、入浴剤も上位に。

 


 

詳しくは健康産業新聞1706号(2020.12.16)で
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