JACDS講演会、「機能性表示食品に期待」

 日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は11月13日、都内で講演会を開催し、会員企業ら約200人が参加した。「JACDSの課題と今後の展望」に登壇した事務総長の田中浩幸氏は、下期のドラッグストア市場を振り返り、「コロナ禍においても、厚労省や経産省から、医薬品、衛生用品、食品等の安定供給のための業務継続の要請を受け、未知のウイルス対応の中、オペレーションをこなしたことが追い風となり、消費者への価値を高められた」と強調。今後は、ドラッグストアのDXで、健康食品と医薬品の相互作用の管理ほか、服薬指導の受け皿としての役割など、リアル店舗の価値向上のため、薬剤師、管理栄養士など各スペシャリストと消費者、医療機関等の情報サポート機能の充実に向けた検討を促していくと結んだ。

 

 「『食と健康』で見るドラッグストアの状況」には、ドラッグストア業界研究チーム主任研究員の横田敏氏が登壇。6月1日付で「『食と健康』販売マニュアル」を作成したことに触れ、「新たな市場創造には、一般食品と区別できる新たな食品カテゴリーの標準体形が必要」とし、「特に機能性が表示できる保健機能食品は一般食品と区別しやすい錠剤、カプセル形状が望ましい」と強調。「機能性表示食品への期待は大きい」と語り、自主基準の機能別陳列例として、「血圧」「ストレス」「メンタル」ほか先日届け出の受理された「免疫」を含め、棚表示の可能な機能名22表示を紹介した。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1706号(2020.12.16)で
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