特集【健食製造機器】 省人化・高性能で受託工場をサポート
本紙が今年上期に健康食品の受託加工・受託製造企業を対象に実施したアンケート調査では、約3割の企業が「下期の設備投資を予定している」と回答。受託各社では下期にかけて、計数機、混合機、造粒機、検査装置などの設備導入が続いている。機械メーカーから受託製造企業への提案も意欲的に行われており、今秋には全自動カプセル充填機や造粒機など新製品の上市が相次いだ。
受託製造企業への提案をみると、①処理能力の向上②メンテナンスの簡易化③優れたサニタリー性――の3点を訴求する製品が多い。これらの要素は、受託製造企業の多品種少量生産という特徴に対応しており、1台あたりの生産量アップはもとより、商品切り替えの作業時間を減らすことによる生産効率のアップにもつながっている。
また近年では人手不足の問題から、工場での作業は、女性、高齢者、外国人など、様々な属性の従業員が行うことも多い。部品重量の軽減や、メンテナンス手順の簡素化は、効率化のみならず、現場で働く人の負担を減らす効果もある。つづく
詳しくは健康産業新聞1705号(2020.12.2)で
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