【トピックス②】 メタボ先進国で進む研究、断食がメタボに有効

 メタボ改善に関する研究は米国でも盛んに。米ベイラー医科大学研究グループは11月、夜明けから日没までの断食によって、血清中の抗ガン反応とインスリン調節タンパク質濃度が高まるとする研究結果を論文発表した。


 メタボの被験者14人を対象に、毎日14時間以上の絶食を4週間にわたって実施。断食前、断食期間の終わり、断食期間の1週間後に血清サンプルを採取し血清プロテオミクス解析を行ったところ、断食期間の終わりと断食期間の1週間後において、複数のDNA修復遺伝子のタンパク質産物(CALU、CALR、IGFBP4、SEMA4Bなど)の血中濃度が有意に倍増することが確認されたという。


 また、インスリンシグナル伝達の主要な調節タンパク質であるPRKCSH濃度を上昇させることにより、抗糖尿病応答も誘発されることが明らかになった。さらに被験者は、肥満指数、胴囲が有意に減少し、血圧値の改善を示したという。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1705号(2020.12.2)で
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