別冊特別企画『九州~健康産業~』④ 注目地場素材【ZOOM UP】馬の脂(馬油)

◆攻めの営業戦略に転換、市場は新たなフェーズへ

 

 奈良時代に日本に伝来して以降、福岡県や熊本県を中心に皮膚治療の民間薬として用いられてきた伝統素材が馬脂を精製した馬の油(馬油)だ。数年前、中国人観光客やソーシャルバイヤーによる爆買で脚光を浴びたことは記憶に新しい。インバウンド特需が去った現在、新たな購買層に成長しつつある若年女性や幼児を持つ母親層をターゲットに、パッケージや処方を含めた製品開発や販路開拓の推進、WEB で使用方法の説明、EC サイトでの販売促進、越境EC サイトへの出店――など、メーカー各社では、これまでの待ちの営業から攻めの営業に転じており、馬油市場は新たなフェーズへの移行が見られる。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1704B号 別冊特別企画『九州~健康産業~』(2020.11.18)で
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