ゼラチン業界団体の世界組織GROWが発足、国内企業3社が参加

 ゼラチン業界団体の世界組織GROW(世界ゼラチン代表、Gelatin Representatives of the World)が今年9月に発足した。環太平洋ゼラチン工業組合(GMAP)、欧州ゼラチン工業組合(GME)、アメリカゼラチン工業組合(GMIA)、南米ゼラチン工業組合(SAGMA)の4団体で構成する。主な活動内容は、「ゼラチンやコラーゲンペプチドの利点や安全性の認知向上」「地域ごとの規制動向の情報共有」「世界的な試験基準と分析方法の改善」「世界的なゼラチンの自由貿易の促進」「最新の科学情報の共有」など。

 

 GROWは組織の立ち上げについて「各構成団体はこれまでにもゼラチンの安全性確保や試験方法について共同で取り組ん
できたが、一層のグローバル化に直面し、国際的にまた地域ごとに規制の枠組みはますます複雑化した。世界中の顧客、消
費者、ゼラチン産業の利益のために定期的な情報共有や調整を行っていく」としている。GROWの発足には環太平洋ゼラチン工業組合(GMAP)の代表として新田ゼラチンが参画。WEBサイトの構築や準備などを手掛けた。国内企業のGROW参加は、同社のほかニッピ、ゼライスの3社となっている。

 

 

詳しくは健康産業新聞1701号(2020.10.7)で
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