抗加齢医学会総会シンポジウム 機能性表示、各国で取り組み進行

 第20回日本抗加齢医学会総会シンポジウム「EXPO25に向けた保健機能食品の動向」が9月27日、都内で開催された。コロナ禍を配慮した会場の座席とともに、当日のウェビナー参加者は340人超となった。

 

 (一社)健康食品産業協議会会長の橋本正史氏は、農水省が今年5月に策定した「農林水産研究イノベーション戦略2020」のバイオ政策に関する現状に触れ、「健康の維持・増進に役立つ機能性食品市場は世界的に拡大しており、韓国、台湾、タ
イなどASEANでも食品の機能性表示の取り組みが進行中」とした。

 

 今後の産業発展には、①医師や薬剤師を含むヘルスケアのプロフェッショナルを中心とするステークホルダーとの関係構築・協業、②製品広告の自主的なレベル向上、コンプライアンスの遵守、③企業の有する科学的知見や知財が活かされる制度作り、④消費者への情報提供、⑤食と健康の価値推進体制の構築――が重要、と強調した。来年12月に延期予定の「栄養サミット」や、「EXPO25」は、「日本の機能性表示食品を国際社会に発信するチャンス」と語った。つづく

 

詳しくは健康産業新聞1701号(2020.10.7)で
健康産業新聞の定期購読申込はこちら