【コラム】 身体の錆を落とすには最適、スポーツの秋到来

 皆さんは1日何歩歩きますか――? よく1日1万歩が健康の目安と言われたりします。我々記者の仕事は、行政機関や民間企業などへ取材に出向くことが多く、取材が立て込んだ日などは、朝から夕方まで4件、5件と回ることも少なくありません。自分が1日どれくらい歩いているのか…。今はスマホに歩数機能が搭載されている上、月間の歩数や1日平均の歩数を総括してアドバイスやポイントをくれる便利なアプリも増えています。

 

 例えば今年8月の筆者の歩数は、34万8,751歩。1日平均に換算すると1万1,250歩。個人的には相当少ないと思います。理由は新型コロナ。テレワークを導入する企業が増えたことで、我々記者もZOOMやTeamsなどリモートでの取材が増えました。リモート取材のメリットは、時間・金銭的なコスト削減です。一方で外出機会が減り、運動不足になりがちです。最近では、コロナ太り、ストレス過多、肩こり・腰痛…テレワークの弊害も出始めています。コロナ太りを実感している人が3割や4割といった調査データも発表されています。

 

 昨今、ようやく朝晩が涼しくなってきました。GOtoトラベルも開始され、国内旅行に出掛ける人も増えています。新型コロナ禍ではありますが、個々が感染予防に気を配りながら、旅行を楽しむことで観光地の経済にも寄与することは重要なことだと思います。筆者は今のところ旅行の予定はありませんが、休日には大好きな街歩きを再開する予定です。紅葉を愛でながら近場の寺社仏閣巡り、河川敷ウォーキング、下町散策――など。

 

 10月はスポーツの秋です。ジムで汗を流す、皇居ランに出掛ける、ヨガやピラティスに興じる。それぞれのやり方で、コロナ自粛でこびりついた身体の錆を落としてみるのはいかがでしょうか。筋肉量=免疫です。この秋に免疫のパワーをフル充電して、コロナの再燃や感染症の増加が懸念される冬場を元気に乗り切りたいものです。

 


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