「タキシフォリン」の新型コロナウイルスへの有用性、海外で報告相次ぐ

 シベリアカラマツ由来のフラボノイド「タキシフォリン」の新型コロナウイルスに対する有用性が、海外の研究機関で相次いで報告され、話題となっている。スイス・バーゼル大学は今年3月、COVID-19の創薬手法として、6億8,700万種以上の化合物ライブラリーを用い、新型コロナウイルスのメインプロテアーゼ阻害効果をin silicoで研究した結果、12種類の化合物が選びだされたが、天然物としては唯一、タキシフォリンだけがコロナウイルスの増殖を阻害する構造として見出されたと報告。

 

 論文の中でタキシフォリンは、①以前の研究で、コクサッキーウイルスB4型など他のウイルスに対する効果が報告されている点、②天然物としてシベリアのカラマツから抽出可能な点、③既にサプリメントとして販売されており、容易に入手可能な点――などを上げ、薬剤の代替として非常に有望であると結んでいる。つづく

 

 

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