特集【慢性炎症〈サイレントキラー〉】 海外では「抗炎症フード」がトレンドに

 本来一過性で治まる炎症反応が、緩やかに且つ長期間にわたってくすぶり続ける状態を指す慢性炎症。現在、メタボリックシンドロームなど生活習慣病や、がんを含む加齢関連疾患に共通する基盤病態として近年その対策が重要視されている。

 

 慢性炎症は全身のあらゆる部位で発症し、自覚症状のないまま重篤疾患の発症や促進に影響することからサイレントキラーとも呼ばれ、あらゆる観点から研究が進んでいる。身近な例でいえば、日常の疲労なども慢性炎症と関わりがあると指摘されており、日々の健康維持の観点でも対策は重要だ。

 

 最近では米国で「抗炎症ダイエット」と称し、抗炎症に着目した食事による健康法が発信されるなど、食品中の抗炎症作用に大きな関心が寄せられている。つづく

 

 

詳しくは健康産業新聞1699号(2020.9.2)で
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